全体の約3分の1を占める生活習慣病が占めている!
人口の高齢化による医療費の増加が大きな社会的な課題となるなか、医療保険制度改革の軸として特定健康診査・特定保健指導がスタートしました。 内臓の脂肪蓄積による肥満は心筋梗塞や脳血管疾患の高額な医療費や人工透析の長期治療に結び付き、医療費を押し上げる大きな要因となっています。
このような状況のなか、国保連合会は保険者(市町・国保組合)に対し、「医療費適正化」に向け、「予防できる疾患を予防する」ことができるよう様々な支援を行っています。
人口の高齢化による医療費の増加が大きな社会的な課題となるなか、医療保険制度改革の軸として特定健康診査・特定保健指導がスタートしました。 内臓の脂肪蓄積による肥満は心筋梗塞や脳血管疾患の高額な医療費や人工透析の長期治療に結び付き、医療費を押し上げる大きな要因となっています。
このような状況のなか、国保連合会は保険者(市町・国保組合)に対し、「医療費適正化」に向け、「予防できる疾患を予防する」ことができるよう様々な支援を行っています。
国民健康保険制度を守っていくためには、医療費の増加を抑えていく必要があります。そのためには、予防可能である「生活習慣病」に着目し、高額な医療費を占めている疾患やその原因について、分析をし見続ける必要があります。
国保連合会では、保険者からお預かりしている各種データを活用し、分析を行っています。また、そこから見えてきた地域の課題を担当者にお伝えし、地域の皆さまの健康増進に役立てるよう情報提供をしています。
○死亡原因の状況
愛媛県は心疾患の死亡率が全国より高い!
(人口10万対) 愛媛県222.8 全国平均149.8
(平成23年度厚労省人口動態統計)
○介護認定者の状況
愛媛県は第2号被保険者(40歳~74歳)の認定率が 全国2位!(平成22年度)
(平成22年度 介護保険事業状況報告 )
原因を調べると・・
- 要介護認定の原因疾患の第1位は脳血管疾患でした。 (約6割を占める)
- また、原因の3位~4位は糖尿病でした。 (平成24年度計画策定支援事業資料)
○医療費の状況
- 入院受療率の全国ランキングで愛媛県は・・・?
糖尿病 6位
虚血性心疾患 9位
脳血管疾患 15位
(平成20年度厚生労働省患者調査)状況を調べると・・
- 健診を受けている人のうち、服薬治療していると答えた人の割合が低い!
全国ランキングで愛媛県は高血圧 46位
高血糖 47位
脂質異常 35位
(平成22年度特定健診結果質問票)これらの疾患は予防可能な生活習慣に関連が強い疾患(予防可能と考えられる疾患)ですが、愛媛県においては入院治療が全国のなかで高い状況です。 生活習慣病は自覚症状がないため、治療せずに重症化し、入院している状況が伺えます。
行政保健師が、効果的な保健事業=保健指導をするためのスキルアップ研修会を開催しています。